今さらではございますが、新年あけましておめでとうございます。
おこがましいですが皆様の2014年を素晴らしいものにするお手伝いができるようスタッフ一同、
美容の枠にとどまらず、感性・スキルを磨いてまいります。
本年もJIGSAWをよろしくお願い申し上げます。
また、美容とはまた違った切り口で拙ブログも進行させて頂きます。
こちらもよろしくお願いします。
さて、新年早々のブログ記事は2012年の映画(ドキュメンタリー)という
なんだか、微妙な鮮度のタイトルですが、、、
「Beats Rhymes & Life: The Travels Of A Tribe Called Quest」
という、A Tribe Called Quest(ア・トライブ・コールド・クエスト)という
Hip Hop界のビートルズ?の様なグループの過去〜今がかなり密に詰まったドキュメンタリーです。
この映画を語る前に自分とATCQについて語らせて下さい
時は1996年、話題のアルバムがリリースされました。
それがこの映画のタイトルにもなっている
「Beats Rhymes & Life」という、ATCQの4枚目のアルバムです。
当時の自分は音楽好きを自負していたものの、ことHip Hopに関しては否定的な部分があって、
(Warren Gとかメソットマンの「恰好」の真似ばかりのニセモノB-Boyに閉口していたのです)
このアルバムもまぁ(一応)買ってみるか程度のモノだったのです。
聞いた感想も、まぁなんかよくわからんなー?って程度だったと思います。
(今考えると自分の愚耳を恥じますが)
でも何故か??溯る形で、ATCQの1枚目
People’s Instinctive Travels and the Paths of Rhythm」(90年)
をなんかのきっかけで聴くチャンスがあり、その1stにハマりました。
当時はRare Grooveブーム?的なものがあって、JAZZの古いレコードやRoy Ayersのレコードがバカスカ再発されていて
どっちかというとそういったJAZZやSOULのレコードを好んで聴いていた自分にATCQの1stはすごく衝撃的でした。
「People’s Instinctive Travels and the Paths of Rhythm」は90年のリリースでしたので、6年遅れでこのアルバムの衝撃度に触れたのです。
当時お店で一緒に働いていたスタッフのB君も「あ、これロイエアーズのあの部分じゃないですか!」などとネタ合わせなどですごく盛り上がった思い出があります。
そこから、、、
2nd
「The Low End Theory」
(91年・超名盤)
3rd
「Midnight Marauders」
(93年・超名盤)
と聴いていって、
最後の「The Love Movement」(98年)は
どちらかといと、発売が待ち遠しいくらいで、
マンハッタンレコード(渋谷宇田川の当時を一世風靡したレコードショップ)の
毎週送られて来るカタログ(白黒のコピーで売り文句がわざとらしい)に載ってきた時には迷わず2枚買いしました。
他、12inchももれなくコレクションしていました。
そんな自分の甘酸っぱい思い出がいっぱい詰まったHip Hop、否!A Tribe Called Quest
でも映画になったのは知っていましたが、、時は経ち、自分も年を取り、なんとなく好んで聴く音楽もHip Hopから遠ざかっていますし
ノーマークでした。
この年末年始、それもお正月に何故か、ビデオ1でこの映画を発見し、暇つぶしに観てみようかなーってのが正直なところです。
が・・・
知的なトラック作りとオシャレな暴力的でないラップがATCQの好きなところだったのですが、
ものすごいオラオラ感(分かってもらえます?)だし、
メンバー同士仲悪いし、ファイフ(MC)はダサイし、、、
そんなこと知りたくないよー!という思いで・・・
どっちかというと、ファンとすれば目を覆いたくなる様な辛い内容に
途中、何度も視聴を止めようかとも思いました。
映画としては本当に素晴らしく当時のATCQの影響力などを本人たちはもちろん本当に豪華な関係者を惜しみなくしゃべらせているのがスゴイし、
グループ内の確執も、美化すること無く醜いまでにさらけ出し、なかなかの良作であると思います。
もちろん音楽も良いし。
なかなかこれだけ革新的なグループなんだけど、意外と、ヒューマンドラマ?的な、やはり大切なのは「ハード」ではなく
「ハート」なんだと確認。
現在ATCQは作品のリリースは無くツアーのみの様ですが、新しい作品が出るようなら、是非チェックしたいようなしたくない様な・・・
長く続ける活動は美化される傾向にある様ですが、アーティスティックな活動であればある程(本人たちはそんな風に思ってないと思いますが)
長い活動は不格好さを生むように感じます。
各個人としてはATCQにとどまらず、個人の活動や音楽は素晴らしいので
あまりもう、、A Tribe Called Questというハードにこだわらず、自分の信じる方に行って欲しいなと。
(でもそれがカッコわるければ、私たちは平気でディスるんですが・・・)
これは私たちにも言えることで、
方向性が、既存のハードに似つかわしくない場合は、無理におさめるのではなく新しい方向へ・・・という決断?も必要になる時があるのかな。
と考えさせられました。
サスティナブルであることはもちろん、クリエイティビティに満ちた志向
その2つがうまくリンクする様な新しい発見を求めて2014年も駆け抜けたいと思います。
まさにATCQのように。
Jazz (We've Got) Buggin' Out
うーむ・・・良いですねー★他にもCLASSICぞろい!是非「えーラップぅ〜」なんて思わずに一聴してみて下さい